フランクミュラーが動かない!?止まった時の対処法について解説!!

独特な形状と、ビザン数字と呼ばれるインデックスが特徴で、世界中で人気の高いフランクミュラー。

トノーカーベックスをはじめ、カサブランカやロングアイランドなど、数多くの人気モデルをラインナップしています。

しかし、フランクミュラーを使っていると突然動かなくなってしまうという自体も起こります。今回は、フランクミュラーが動かなくなってしまった際の対処症について解説します。

フランクミュラーをオーバーホールしないとどうなる?はこちらから!

1,フランクミュラーが動かなくなる原因

フランクミュラーが動かなくなる原因は、主に5つあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

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①電池切れ・巻上げ不足

1つ目の原因は、電池切れ又は巻上げ不足です。フランクミュラーには大きく、電池で動くクォーツ時計とゼンマイの巻上げによって動く機械式時計の2種類があります。

クォーツ時計は電池交換を行えば再び動きますが、電池交換をしても動かない場合は故障している可能性が高いため、修理を依頼するようにしましょう。

機械式時計の場合、ゼンマイが巻上げられていないと時計が止まってしまいます。手巻き式の場合、リューズを回すことでゼンマイが巻上がり、自動巻き時計は同様にリューズを回すか、ゆっくりと左右に振って内部のローターを回すことで巻き上げることができます。

自動巻き時計は腕に着用することで、腕を動かす動作で内部のローターが動き、ゼンマイが巻き上がる仕組みになっています。そのため、自動巻き時計は手に着用していれば、ゼンマイは巻き上がると思っている方もいますが、絶対にそうとは言い切れません。

なぜならあまり腕を動かさない場合、ローターが回らずにゼンマイが巻上げられていないこともあるからです。そのため自動巻き時計で動かない場合は、手巻き式時計と同様に、リューズでゼンマイを巻き上げるようにしましょう。これでも時計が動かない場合は、他の原因が考えられます。

②電池の液漏れ・ゼンマイ切れ

2つ目の原因は、電池の液漏れ又はゼンマイ切れです。クォーツ時計は、電池の残量がなくなると動かなくなりますが、電池交換をせずにそのまま放置してしまうと、液漏れが発生します。

液漏れが起こると、周囲のパーツに液が浸透してしまうため、電池交換をしても動かなくなってしまいます。この場合、各パーツを洗浄してもらう必要があるため、修理を依頼しましょう。

ゼンマイ切れは、機械式時計に起こる現象です。時計の動力であるゼンマイは、細長い帯状の金属できているため、経年劣化や無理に力を加えるといった行為で切れてしまうことがあります。

巻上げても、キュルキュルと空回りしてしまうような感触がある場合は、ゼンマイが切れているため修理を依頼しましょう。

③内部パーツの破損

3つ目の原因は、ムーブメントのパーツが破損していることです。フランクミュラーは、いくつもの小さなパーツが連動して動いているため、落としたりぶつけたりといった衝撃によって一部のパーツに不具合が生じると、動かなくなってしまいます。

また、そのまま放置していると隣り合っているパーツにも悪影響を及ぼす可能性があります。時計を振ったときにカラカラと音がする場合は、パーツが外れている可能性が高いため、なるべく早めに修理を依頼しましょう。

④水没

4つ目の原因は、水没です。フランクミュラーは、一部のモデルを除き、基本的には日常生活防水程度の防水機能を持っています。日常生活防水とは、手洗いや洗顔、雨が当たるといった程度に耐えられることを指しています。

水滴が当たる程度であれば問題ありませんが、水につけたり風呂に入ったりするといった行為には耐えられません。また、長年メンテナンスを行っていないと防水機能を司るゴムパッキンが劣化し、本来の防水機能を果たせなくなってしまいます。

時計内部に水が侵入すると、金属でできているパーツは錆びてしまい交換するしか方法がなくなってしまいます。

そうなると修理費用以外にも、交換パーツの分の費用も発生するため、修理費用が高額になってしまいます。そのため、水没が考えられる場合には早急に修理を依頼しましょう。

⑤磁気帯び

5つ目の原因は磁気帯びです。磁気帯びとは、時計のムーブメントのパーツが磁気を帯びてしまっている状態のことです。

ムーブメントのパーツの多くは、金属でできています。金属には、近くに強い磁気を発するものがあると、その影響を受け磁力を持ってしまう性質があります。そのため、強い磁気を発するスマートフォンやパソコンなどに時計を密着させてしまうと、パーツに磁気が移ってしまいます。

磁気帯びした時計は、主に時刻の遅れや進みなど、精度の問題が起こることが多いですが、ひどい場合には止まってしまうこともあります。磁気帯びは専用の機械で磁気を抜く作業が必要となるため、専門店に磁気抜きを依頼するようにしましょう。

2,故障した場合の修理依頼先

フランクミュラーが動かなくなった場合の原因について解説してきました。時計が止まってしまった場合、多くは修理が必要になります。

ここでは、具体的に修理はどこに依頼すれば良いのか解説していきます。

①フランクミュラーの正規店

フランクミュラーの正規店に依頼する方法です。フランクミュラーを販売している直営店や正規店に持ち込むか、日本の委託先であるワールド通商に依頼することで対応が可能です。

しかし、フランクミュラーの正規店で承れるのは、正規店で購入した時計のみになります。正規店以外の並行輸入店などで購入した時計は、正規店で修理ができないため注意が必要です。正規店以外で購入した方は、次の民間の時計修理店に依頼するようにしましょう。

「フランクミュラーの正規品と並行輸入品って何が違うの?」という質問をよくいただくため、時計の正規品と並行輸入品の違いとフランクミュラーの並行差別について簡単に説明します。

フランクミュラーの並行差別とは

高級時計ブランドには、ブランドと直接契約して販売される正規品と、それとは異なるルートで販売される並行輸入品の2つがあります。

並行輸入品は、海外の代理店や第三国経由で輸入された商品を指します。そのため、正規とは異なるルートだからといって、並行輸入品が違法なものというわけではありません。正規品が定価でしか販売できないのに対し、並行輸入品は定価よりも安い価格で設定されることが多いため、少しでも安く手に入れたい方にとって並行輸入品はメジャーな購入方法であると言えます。

並行輸入品は、安価に高級時計を手に入れられる一方、正規店によるアフターサービスに差があります。

これを一般に、「並行差別」と呼びます。他のブランドでは、メンテナンス費用を高額に設定することで並行差別をしていますが、フランクミュラーの場合、正規店でメンテナンス自体を受けられなくなっています。

海外の正規店で購入した場合は、受付の際に保証書を提示する必要があります。ただし保証書に購入日や店舗名、商品の番号がすべて記載されている必要があるため、保証書をなくしてしまった場合や、記載がない場合も正規店でのメンテナンスを受けることができません。

②民間の時計修理店

民間の時計修理店は、正規以外の時計修理を行っている店舗のことです。時計を販売する傍ら修理を請け負っているところや、時計修理だけを専門に行っているところまで、さまざまな店舗があります。

民間の時計修理店の特徴は、正規品でも並行輸入品でも関係なく修理やオーバーホールができるという点です。また価格も正規店の3~5割安いため、正規店で購入していても、あえて民間の時計修理店を選ぶ方も少なくありません。

民間の時計修理店を利用する際に気をつけたいのが、店舗選び。費用が安いだけで選んでしまうと技術や品質の低い店舗に当たってしまうこともあるため、優良な店舗を見極めることが重要です。確かな技術を持つ優良な店舗には、次のような特徴があります。

  • フランクミュラーの修理実績が豊富
  • 修理後の保証がある
  • 資格を持った技術者が対応している

これらのポイントを満たした当サイトでおすすめの時計修理店が、「オロロジャイオ」です。

住所 東京都中野区中野2丁目11−5 吉田ビル 2階
休日 土日祝
営業時間 11:00~18:00
(お問い合わせフォームからの相談はいつでも)
HP オロロジャイオ

おすすめポイント

  • 時計修理経験10年以上の技術者のみ在籍
  • ロレックスをはじめ、アンティークにも対応
  • 新品仕上げ(研磨)がセットでお得

オロロジャイオでは、国家資格である1級・2級時計技師が中心となって修理やオーバーホールを対応しています。単に資格を持っているだけでなく、10~30年の経験を積んだベテランの技術者で、他店では断られてしまった時計の修理実績も多数あります。

また、修理後の自然故障や精度不良が出た場合の再修理保証を設けており、アンティーク時計が半年、それ以外の時計が1年となっているため、不具合が出た際も安心です。

店舗は中野に構えていますが、全国送料無料の宅配キットで日本中からの修理依頼に対応しています。インターネットから概算の見積もり依頼もできるため、フランクミュラーが動かなくて困っている方は、見積もり依頼してみましょう。

オロロジャイロならハミルトンのオーバーホール料金が正規店価格から1割~2割程お得に依頼できます。筆者も利用しましたが、正規店に劣らない仕上がりでした。

【写真付きレヴュー】オロロジャイロでオーバーホールを体験!口コミや評判についても!

以下に正規店とオロロジャイロの違いを比較表にしました!

3,まとめ

フランクミュラーが動かない場合の原因と対処法について解説してきました。フランクミュラーの時計が動かない場合、電池交換や巻上げ不足以外は、故障している可能性が高いです。そのため修理を依頼する必要がありますが、フランクミュラーには平行差別があるため正規品以外は、正規店での修理を受けることができません。

また、正規品であっても修理費用が高いため、メンテナンス費用を安く抑えたい場合は、民間の時計修理店がおすすめです。

当サイトがおすすめする時計修理店は、オロロジャイオです。

オロロジャイオでは、正規品、並行輸入品に関わらず、フランクミュラーの時計修理・オーバーホールを受け付けています。東京中野に店舗がありますが、無料の宅配キットにより全国から修理を受け付けている点も魅力です。

フランクミュラーのモデルや不具合の内容を送って見積もりを依頼すれば無料で概算費用も教えてくれるため、まずはWEBフォームで問い合わせをしてみましょう。

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