大切な時計を長く愛用するために、オーバーホールは必要不可欠なものです。
スイスの高級時計タグホイヤーでも同様です。
では、オーバーホールはどのくらいの頻度で出すとよいのでしょうか。
料金も正規店と、時計修理店ではかなりの差がありますが、どちらに出したほうがよいのでしょうか。
料金の比較や、メリット・デメリットも記載していますので、参考にしてください。
タグホイヤーのオーバーホールしないとどうなる
時計は、長期間何もしないで放置していると、故障の原因になります
これはタグホイヤーも同様です。
そもそも時計は細かな部品が集まって作られています。
その部品同士がきちんと機能して動いているのです。
時計を長年使い続けると、内部にゴミやほこりがたまったり、パッキンの劣化により内部に水分が入り込み部品が錆びることもあります。
部品をなめらかに動かすための潤滑油も乾燥して固まり、部品同士がこすれ合い摩耗していき、故障の原因になります。
時計を長く使い続けるには数年に一度、内部の部品をすべて分解清掃し、摩耗している部品などは取り換え、新しい潤滑油をさす、オーバーホールは必要不可欠なのです。
時計は定期的に最適なお手入れをすれば、より長くより正確に時を刻めます。
タグホイヤーのオーバーホールは何年ごと?
タグホイヤーでは2年ごとの防水性検査と、5~6年ごとのオーバーホールを推奨しています。
公式サイトで次のように回答しています。
タグ・ホイヤーのウォッチはおよそ5~6年毎に、または誤作動の兆候が現れたら即時にオーバーホールを行う必要があります。
時計を着用して水に入った場合、密閉用のガスケットは水に触れることで経年劣化し腐食するため、2年毎に防水性検査をすることが重要です。
全てのガスケットを完全に分解、クリーニング、交換することで、湿気がムーブメントにまで到達しないようにします。引用:タグホイヤー公式
ではタグホイヤーではどのような工程でオーバーホールを行っているのでしょうか。
- ウォッチの完全分解
- クリーニング
- 部品の交換
- ムーブメントの調整
- ケースの組み立て
- 品質管理
タグホイヤーではでは以上の工程でオーバーホールを実施しています。
オーバーホールしないで放置していると、通常のオーバーホールに加え、摩耗した部品を交換するなどで、思わぬ出費になることもあります。
タグホイヤーのオーバーホール費用
では、タグホイヤーのオーバーホールにかかる費用はどのくらいなのでしょうか?
正規で行った場合と時計修理店で行った場合を比較してみました。
時計修理店は
- タグホイヤーの修理実績が多数ある
- 経験豊富な時計修理技能士が在籍
- 修理料金が安価
などを考慮し、修理実績が多数あり、口コミ評判も高いオロロジャイオをピックアップし、比較しました。
あわせて、正規に依頼した場合とオロロジャイオに依頼した場合のメリット・デメリットも検証してみました。
正規店 | オロロジャイオ | |||
価格 | 納期 | 価格 | 納期 | |
クオーツ | ¥36,300~ | 問合せ | ¥16,500~ | 3~6週間 |
クオーツクロノ | ¥44,000~ | 問合せ | ¥25,300~ | 3~6週間 |
オートマチック | ¥48,400~ | 問合せ | ¥19,800~ | 3~6週間 |
クロノグラフ | ¥56,100~ | 問合せ | ¥30,800~ | 3~6週間 |
メリット | ||||
●確かな技術力と安心感 正規店ならではの確かな技術力を持つ時計技師と、純正部品を使用するなど安心感があります。 |
●安価な修理料金 正規店に比べ料金がリーズナブルです。 |
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●特別会員プログラム 時計購入時に「My TAG Heuer」に登録すると、メンテナンスの進捗が確認できたり、費用も安くなったりします。 |
●万全なセキュリティ管理 修理する時計の郵送・保管時の万全なセキュリティ対策を実施しています。 |
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●オーバーホール時に多岐にわたる作業を実施 単なる分解掃除だけではなく、精度維持に関わるさまざまな作業をあわせて実施します。 |
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●1級・2級修理技能士が対応 作業は時計修理経験が10年以上で、1級・2級時計修理技能士の資格を持った修理技能士が中心になって対応します。 |
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●部品製作も実施 製造が修理した部品でも製作して対応します。 |
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●送料・見積りは無料 郵送料・見積りは無料です。 |
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●1年間保証 修理後の故障や精度不良に1年間の保証が付いています。 |
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●ユーザー目線で作業を実施 正規店修理がよいと判断した場合、ユーザーに正規店修理を案内します。 |
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デメリット | ●費用と納期 費用が割高で、納期が長くなります。 |
●時間をかけた丁寧な作業 ユーザー都合による急な仕上げは対応していません。 |
まとめ
時計を正確に、長く使い続けるには定期的なオーバーホールは必要不可欠なものです。
タグホイヤーも例外ではありません。
オーバーホールへ出す際にも、正規・時計修理店それぞれにメリットデメリットがあります。
定期的なオーバーホールで大切な時計を長く愛用することをおすすめします。