オメガが動かない原因は?自動巻きの巻き方や精度についても解説

「オメガが急に動かなくなってしまった!」「スピードマスターの秒針が動かない」このようなお悩みをお持ちではありませんか?

オメガは、ロレックスと並んで人気の高い高級時計ブランドとして知られています。ムーンウォッチの愛称で親しまれるスピードマスターや、映画『007』の主人公ジェームズ・ボンドの時計として有名な、シーマスターなど人気モデルが多数あります。

人気を集める一方、「オメガが動かなくなってしまった」という悩みも聞かれるのも事実。そこで今回は、オメガが動かない原因と対処法について解説します。

オメガにオーバーホールが必要な理由紹介ページはこちらから!

オメガが動かない原因

オメガが動かない原因は大きく下記の3つがあります。

  • 操作方法・見方に誤りがある
  • メンテナンスを長年していない
  • ムーブメントが壊れている

それぞれ詳しく解説します。

広告

操作方法・見方に誤りがある

オメガが動かない場合に、まず考えたいのが操作方法や機能の見方が正しいか?ということです。オメガは、機械式時計でありながらコストパフォーマンスに優れており、機械式時計の入門機としても人気のブランドです。そのため、オメガで初めて機械式時計に触れたという方も多くいらっしゃいます。

そのため、中には機械式時計の、機能を正しく把握できていない方や操作方法が間違っている方がいます。よくある勘違いに次のようなものがあります。

自動巻き時計は巻き上げ不足のこともある

自動巻き時計が止まってしまうという相談を受け、確認してみると故障ではなくゼンマイの巻き上げ不足であることが多くあります。自動巻き時計というと、腕につけていれば勝手に動くと思っている方もいるかもしれませんが、実際は違います。

自動巻き時計は、ムーブメントについた錘(おもり)が回ってゼンマイが巻き上げられる仕組みです。そのためあまり動かない場合や、腕の動かし方によってはうまく錘が動かずゼンマイが巻き上がらないこともあります。この場合、就寝前や朝にリューズを使って巻き上げることで、問題なく動き続けます。

また自動巻き時計をしばらく外していた場合も、再度巻き上げてから使う必要があります。オメガは、モデルや型番にもよりますが約40~60時間のパワーリザーブを持っています。そのため、金曜日に時計を外して休日明けの月曜日に着用しようとすると、止まっていることもあります。

オメガの秒針が動かないのは問題ない?

こちらもよく聞く話で「オメガのスピードマスターの秒針が動かない」というものがあります。しかし実際に見てみると「秒針だと思っているのはクロノグラフ機能の秒針であり、とくに問題がない」ということがあります。オメガのスピードマスターは、スモールセコンドと呼ばれる小さなダイアルの部分で、秒を表示しています。

12時位置に止まっている大きな針は、通常の秒針ではなくクロノグラフ用の秒針のため、機能を使わない限り動きません。試しに2時位置のケース側面にあるボタンを押すと、クロノグラフ秒針が動き始めるかと思います。

これでも動かない場合やスモールセコンドも動いていない場合は、故障が考えられますので修理を依頼しましょう。

メンテナンスを長年していない

オメガが動かない場合に考えられる2つ目の原因は、メンテナンスを長期間行っていないことです。オメガをはじめとした機械式時計は、定期的なメンテナンスであるオーバーホールが必要です。車に車検が必要なように、時計にも定期的な点検が必要なのです。

長年オーバーホールをしていないと、パーツに不具合が生じたりパーツに塗られている油が切れてしまったりします。そうすると時計が動かなくなってしまうため、長年オーバーホールをしていないという方は、正規店や時計修理店にオーバーホールを依頼しましょう。

ムーブメントが壊れている

3つ目の原因は、ムーブメントが壊れていることです。ムーブメントは、100以上のパーツで構成されています。たくさんのパーツが組み合わさって動いているため、小さなパーツ一つに少しでも不具合が発生すると、連動して時計全体に異常が発生してしますのです。

こうなってしまうと、自力ではどうすることもできないため、正規店か時計修理店に修理を依頼することになります。

 

オーバーホールとは?修理が必要な場合のおすすめ店を紹介

次に、オーバーホールや修理が必要な場合の流れについて説明します。

機械式時計には定期的なメンテナンスが必要

先ほども述べましたが、機械式時計には定期的なメンテナンスであるオーバーホールが必要です。オーバーホールとは、機械式時計を分解しパーツに問題がないか点検・洗浄する一連の流れを指します。オーバーホールを行うことで、時計に生じている小さな不具合を直し、大きな故障につながらず正常に使い続けられます。

また、オーバーホールでは摩擦の激しいパーツに塗られている油の塗り替えや、ゴムパッキンなどの消耗品の取替も行います。これらを行わなければ、油が乾いて部品が正常に動かなくなったり、防水性が損なわれてしまったりします。

オメガのオーバーホールは、通常モデルでは3~5年に一度で、コーアクシャル脱進機を搭載しているモデルは、5~8年に一度です。コーアクシャル脱進機は、オメガが独自に開発した機構で、一般的なムーブメントよりもオーバーホールの頻度が少ないことや磁気に強い特徴があります。コーアクシャル、マスターコーアクシャルと記載されたモデルがこれに該当します。

ただし、このオーバーホールの頻度はあくまでも目安のため、これよりも期間が短い場合でも時計に異常を感じる際はすぐに修理を依頼しましょう。

正規店と民間の時計修理店どっちがいい?

オーバーホールや修理に出す際に、どこに依頼するかも重要なポイントです。オメガは大きく正規店か民間の時計修理店のどちらかに依頼する方法があります。

正規店では、スウォッチ・グループが運営するオメガサービスセンターに店舗かWebを通じて依頼できます。百貨店などでも承ることはできますが、手数料が発生する可能性があります。正規店は、正規ならではの安心感とメーカー保証がある点がメリットと言えます。しかしその分費用が高く、納期も長い傾向にあります。

民間の時計修理店は、正規とは関係のない民間が運営する時計修理専門のお店です。個人でやっているところから全国に店舗を持つところなど、さまざまな店舗があり、それぞれ持っている技術力や対応しているブランドの範囲は異なります。時計修理店のメリットは、正規店よりも費用が30~50%ほど安い点です。また、納期も短いためなるべく早くオーバーホールや修理を終わらせたい方におすすめです。

デメリットとしては、店舗によって技術力が異なるため優良店を見極めなければいけない点です。中には修理費用がかなり安いところもありますが、そういったところは、資格を持たない技術者が対応していることもあり、最悪の場合、時計の状態が更に悪化してしまうこともあります。

以下に正規店とオロロジャイロの違いを比較表にしました!

優良な時計修理店には次のような特徴があります。

  • 時計修理の資格保持者が在籍
  • 修理実績が豊富にある
  • 修理後の保証がある

 

時計修理には、時計修理技能士という国家資格があります。時計修理店を選ぶ際には、必ずこの資格を持った技術者が在籍しているところに依頼しましょう。同時に、過去の修理実績が豊富にあるかも確認しておくと安心です。また、修理完了後の保証期間も確認しておく必要があります。多くの時計修理店では約半年間の保証期間を設けています。

これらの特徴を満たした時計修理店で当サイトがおすすめするのが「オロロジャイオ」です。オロロジャイオの特徴は、10年以上の経験を積んだ技術者だけが対応していること。技術者は全員1級時計修理技能士、2級時計修理技能士の資格を持っています。

時計の聖地である中野に店舗を構えている他、全国送料無料で時計修理を受け付けています。Webでの概算見積もできるため、オメガのオーバーホールや修理を検討している方は、まずはお問い合わせしてみてはいかがでしょうか。

オロロジャイロならハミルトンのオーバーホール料金が正規店価格から1割~2割程お得に依頼できます。筆者も利用しましたが、正規店に劣らない仕上がりでした。

【写真付きレヴュー】オロロジャイロでオーバーホールを体験!口コミや評判についても!

オロロジャイオ

住所 東京都中野区中野2丁目11−5 吉田ビル 2階
休日 土日祝は休業
営業時間 11:00~18:00
(お問い合わせフォームからの相談はいつでも)
HP オロロジャイオ

おすすめポイント

  • 時計修理経験10年以上の技術者のみ在籍
  • ロレックスをはじめ、アンティークにも対応
  • 新品仕上げ(研磨)がセットでお得

オメガを使用する際の注意点

オメガを日常使用する上で、気をつけるべきポイントを紹介します。

防水時計でも水濡れには注意

オメガはシーマスターを筆頭に、高い防水性能を持っている点が魅力でもあります。しかし高い防水性を持っていても水濡れには注意が必要です。とくに長年オーバーホールをしていない時計は、防水性が落ちてしまっています。

防水性は、裏蓋やリューズにあるパッキンによって保持されますが、定期的に交換しないと経年劣化して本来の役割を果たせなくなってしまいます。内部に水が入ってしまうと大部分が金属製のムーブメントはすぐに錆びてしまうため、水没が考えられる場合はすぐに修理を依頼しましょう。

また、ダイバーズウォッチのシーマスターでも、海で使った場合は水で洗い流すようにしましょう。時計に付着した砂やゴミなどを落とす他、塩分を含んだ海水を落とさなければ錆びる可能性が高くなります。

その際、シャワーを直接当てると水圧で時計に負荷がかかるため、水をためた桶などで優しく浸すようにしましょう。

スマホやパソコンに近づけるのもNG

こちらもよくやりがちなのですが、スマホやパソコンに時計を近づけないようにしましょう。機械式時計は、磁気に弱く近くに強い磁気があると精度が狂ってしまう磁気帯びを起こしてしまいます。

スマホやパソコンは強い磁気を発しているため、時計を近づけると磁気帯びしてしまうのです。これ以外にも、カバンの留具や電子レンジ、磁気ネックレスなども同様に近づけないようにしましょう。

しかしオメガのマスターコーアクシャルでは、1万5000ガウスもの耐磁性を実現しています。高耐磁時計であるロレックスのミルガウスでも1000ガウスだったことからも、その凄さがおわかりいただけるかと思います。マスターコーアクシャル機構を搭載している時計は、耐磁性が高いため安心ですが、それでもやはりあまり磁気の強い製品には時計を近づけないほうが良いでしょう。

まとめ

オメガが動かない原因と対処法を解説しました。オメガ自動巻きや手巻きなど機械式時計が中心となっています。そのため自動巻きがきちんと巻き上げができていなかったり、時計の見方がクォーツ時計とは違ったりして、戸惑ってしまう場合もあるでしょう。

また、長年メンテナンスをしていない、ムーブメントが故障している場合は、オーバーホール・修理が必要です。時計修理の依頼は、安心感を得たい場合は正規店を、安価にしたい場合は民間の時計修理店がおすすめです。

このサイトでおすすめの時計修理店は、オロロジャイオです。10年以上の経験豊富な技術者が対応し、オメガの修理実績も多数あります。WEBでは無料での見積サービスを行っていますので、オメガが動かなくて困っている方は、まずはお問い合わせしてみることをおすすめします。

広告