ロレックスが動かない原因と対処法を解説!修理代も紹介!

ロレックスを使っていると、突然動かなくなってしまうことがあります。

「一生使える時計」としても名前が上がるロレックスが、急に動かなくなってしまうと不安に感じますよね。

人気を集める一方、「ロレックスが動かなくなってしまった」という悩みも聞かれるのも事実。そこで今回は、ロレックスが動かない原因と対処法について解説します。

ロレックスにオーバーホールが必要な理由について!

1,ロレックスが動かない原因:外装の場合

今回は、ロレックスが動かなくなってしまう原因と対処法についてお伝えします。

時計修理の目安代金についても解説しますので、「時計が動かなくて困っている」「修理代がいくらかかるのか知りたい」という方はぜひ参考にしてみてください。

ロレックスが動かないとひとくちに言っても、さまざまな種類があります。ここでは主に目に見える外側の部分、外装について各部位が動かない原因について解説します。

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①ベゼルの固着

ロレックスはサブマリーナやシードゥエラー、GMTマスターなど、スポーツモデルを中心にベゼルが動かせるモデルがあります。しかしベゼルが動かなくなってしまうことがあります。

その原因で多いのが、ベゼルとケースの隙間に埃や垢などの汚れが詰まっていることです。長年、メンテナンスをしていない場合、汚れが詰まってしまいベゼルが動かなくなってしまいます。解決方法は、ベゼルを外して隙間に詰まった汚れを落とすことです。ベゼルを外すのは自分でもできますが、ベゼルが割れてしまうリスクがあるのでおすすめできません。

また、ベゼルのバネが破損している可能性もあります。正規店か時計修理店へ依頼して点検してもらうのがおすすめです。

②ケース・ブレスレットの破損

ケースに打痕がある、ブレスレットが切れてしまっているといった破損の場合、ムーブメントにも不具合が発生している可能性が高いです。頑丈なロレックスの外装が壊れているということは、それほど強い衝撃があったということです。

いくら頑丈なロレックスとは言え、ムーブメントは繊細です。強い衝撃を受ければ外装以上に破損していることが考えられます。

ムーブメントは歯車をはじめとした多数の部品が組み合わさっています。破損を放っておくと他の部品にまで破損が広がる事が考えられるので、早めの修理依頼をおすすめします。

またケースについた小さな傷であれば、研磨で落とすことも出来ます。まずは見積もりを依頼するのも良いでしょう。

③文字盤・針の問題

ロレックスの時針や分針、秒針が動かない場合は、針を動かすムーブメントに異常が発生していると考えられます。また、針が取れてしまった場合は自分で取り付けることは出来ません。修理を依頼する必要があります。

これに加えて文字盤が汚れている場合は、ケース内部に汚れが入ってしまった可能性があります。

また文字盤のシミは、内部に入り込んだ水が乾いてシミとなっていることもあります。こちらも早めに修理を依頼しましょう。

2,ロレックスが動かない原因:内部の場合

ロレックスが見た目に異常がないにも関わらず動かない場合は、内部に原因がある可能性が高いです。ここでは内部破損で動かない原因を解説します。

①リューズ周辺部品の破損

時計を動かす際に必ず触る部品と言えば、リューズです。ゼンマイの巻き上げや日付、時刻調整など、頻繁に動かす部品と言えます。そのため、リューズ周りは壊れやすい部品と言えます。

リューズが動かせない場合、無理に動かそうとするのはやめましょう。その場合リューズが錆びていることが多く、無理やり動かそうとするとリューズが折れてしまいます。そのままにして修理を依頼しましょう。

もしリューズが折れたり取れたりした場合は、リューズは捨てずに保管して一緒に修理に持ち込むようにしましょう。場合によってはリューズがそのまま使えることもあります。

またリューズが閉まらない場合、リューズを締めるネジ山が潰れてしまっていることが原因です。ネジ山が潰れてしまうとリューズがしっかりと閉まらず防水機能が果たせなくなってしまいます。そのまま使用していると内部に水が入り込み更に故障が広がってしまうため、修理を依頼してネジ山を交換してもらうようにしましょう。

②ゼンマイ切れ

リューズを操作してゼンマイを巻き上げようとしても、キュルキュルと空回りした感触がある場合、内部のゼンマイが切れてしまっている可能性が高いです。ゼンマイは機械式時計の動力源であり、細い渦状の金属です。このゼンマイは金属でできているため切れてしまうことがあります。原因は、限界まで巻き上げているのにそれ以上巻き上げてしまったことや、金属疲労によることが多いです。

切れてしまったゼンマイは交換するしかありません。こちらも修理を依頼しましょう。

③時計内部が浸水している

ロレックスは高い防水性が魅力の時計です。しかしそれはしっかりと使用している場合に限られます。リューズやプッシュボタンがしっかりと締まっていなかった場合、内部に水が入り込んでしまうことがあります。

また「防水性のロレックスだから、時計を着けたままお風呂や温泉に入っても大丈夫」という誤解から、時計が浸水してしまう場合もあります。水仕事やダイバーズウォッチの海中での使用なら問題ありませんが、温度が高いお風呂や硫黄を含んだ温泉は、時計にとっては大敵です。「温泉に入っても真水で洗い流せば大丈夫」という話しも聞きますが、やめたほうが良いでしょう。

時計内部に浸水してしまった場合、すぐに時計修理をしたほうが良いです。なぜなら、ロレックスのムーブメントの部品の多くは金属でできているため、錆の原因となってしまうからです。放置すると、部品が錆びてしまい交換するしか手段がなくなってしまいます。部品の交換はそれぞれ費用がかかります。

修理費を惜しんですぐに修理に出さなかった結果、部品交換代で修理費が高額になってしまったという事例も多々あります。浸水が考えられる場合は、早急に修理を依頼しましょう。

④磁気帯び

磁気帯びとは、ムーブメントの部品に磁気が発生し、正常に動作しないことを指します。磁気帯びした時計は、時刻が大幅に進んだり遅れたりすることが多く、中には動かなくなってしまうこともあります。

金属には、強い磁気が近くにあるとその磁気が移ってしまう性質があります。部品の多くは金属でできている上、私たちの身近には強い磁気を発する製品が多数あります。知らずに磁気帯びしていることがあります。

強い磁気を発する製品は、スマートフォンやパソコン、カバンのマグネット式の留具、電子レンジ、充電器など多岐にわたります。スマートフォンとロレックスを一緒にポケットに入れた、ノートパソコンの上に外したロレックスを置いた、など何気ない動作でも磁気帯びしてしまうのです。

磁気帯びした時計は、専門の器具で磁気抜きする必要があります。こちらも修理を依頼するようにしましょう。

④長期間オーバーホールをしていない

ロレックスが動かない場合、長年オーバーホールをしていないことによる原因も考えられます。定期的なメンテナンスであるオーバーホールは、ロレックスの場合3~5年に一度が目安とされています。

「修理が必要になったときだけで良いのではないか」と考える方もいるかもしれません。しかしオーバーホールでは、その時点で破損していなくても劣化している部品を交換する役割を担っています。

また、部品の摩擦を抑えるための潤滑油は時間が経つと乾いたり劣化したりしてしまうため、新たに塗り直す必要があります。長年オーバーホールをしていないと潤滑油が乾いてしまい、部品が擦り切れて動かなくなってしまうことがあります。

3,ロレックスの修理費用の目安

ロレックスの修理費用の目安を正規店と民間の時計修理店をそれぞれ紹介します。部品の交換でさらに高額になる可能性もあります。こちらで紹介する修理費用はあくまで目安としてお考えください。

①正規店の場合

ロレックスの正規店である、日本ロレックスに依頼した場合の修理費目安は、基本料金で6万5千円~11万円です。この料金に、部品交換が必要な場合は各部品の費用が加算されます。多くは部品の交換が必要になります。8~10万円近くかかることを想定しておいたほうが良いでしょう。

また、古いモデルの修理は正規店では受け付けていません。ヴィンテージロレックスは修理を依頼しても、断られてしまいます。また仮に受け付けてもらえても、交換部品は新しい部品になるためヴィンテージの風味を楽しみたい方は、注意が必要です。

②民間の時計修理店の場合

民間の時計修理店の場合、3万円~6万円程度が基本料金になります。こちらも部品の交換が必要な際には、その分の費用が発生します。リーズナブルに修理ができるのが魅力ですが、価格だけで修理店を選ぶことはやめたほうが良いです。相場よりも安い時計修理店の場合、品質や対応レベルが低いことがあります。

上記で紹介した優良な時計修理店の特徴を持ったところに依頼するようにしましょう。

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4,ロレックスが動かないときの対処法

まずはロレックスが動かなくなってしまった場合の対処法についてお伝えします。対処法は大きく下記の2つがあります。

・ロレックス正規店に修理を依頼

・民間の時計修理を専門に行う店舗に依頼

それぞれ詳しく見ていきましょう。

①正規店に依頼

ロレックスの正規店である、日本ロレックスに依頼する方法です。日本ロレックスでは純正部品を使用しています。安心して依頼できる点が魅力です。また、修理後の保証もあります。通常使用による不具合が発生した際も、保証期間内であれば無料で対応してもらえます。

しかしその一方で修理期間が長く、通常6~8週間かかると言われています。費用も高額である故、「なるべく費用を抑えて修理したい」という方には、次に紹介する民間の時計修理店がおすすめです。

②民間の時計修理店に依頼

民間の時計修理店は、時計修理を専門に行う民間の企業のことを指します。民間の時計修理店の魅力は、修理の期間が短く費用もリーズナブルであること。時計修理店によって費用は異なりますが、正規店の30~50%安くなります。

しかし、時計修理店によって品質に差があるため優良なところを見極める必要があります。優良な店舗の特徴は次の3つです。

・時計修理の実績が豊富か

・時計修理の資格保有者が在籍しているか

・修理後の保証はあるか

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住所 東京都中野区中野2丁目11−5 吉田ビル 2階
休日 土日祝
営業時間 11:00~18:00
(お問い合わせフォームからの相談はいつでも)
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おすすめポイント

  • 時計修理経験10年以上の技術者のみ在籍
  • ロレックスをはじめ、アンティークにも対応
  • 新品仕上げ(研磨)がセットでお得

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オロロジャイロならハミルトンのオーバーホール料金が正規店価格から1割~2割程お得に依頼できます。筆者も利用しましたが、正規店に劣らない仕上がりでした。

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以下に正規店とオロロジャイロの違いを比較表にしました!

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5,まとめ

ロレックスが動かない原因と対処法、そして目安の修理費用について紹介しました。ロレックスが動かない場合、大きく外側と内側の原因がそれぞれ考えられます。

それぞれ原因は異なりますが、修理が必要である可能性が高いためなるべく早めに修理を依頼するようにしましょう。

修理は正規店である日本ロレックスか民間の時計修理店のどちらかになります。日本ロレックスは正規店ならではの保証とクオリティで安心ですが、その分期間が長く修理代も高額です。優良の時計修理店であれば、高品質でリーズナブルに修理ができるので、おすすめです。

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